どんなに仕事を頑張っても報われないことはあります。そんなときは「せっかく頑張ったのに」と誰もががっかりするでしょう。そんなときでも私たちはどのように考え、キャリアを前に進めていったらいいのでしょうか。今回は複数のキャリアを経験しながらマーケターとして第一線で活躍し、著書『君が一番売らなければいけないものは。未来を拓く、自分と仕事のつなげ方』を上梓した髙口裕之氏にその秘訣を聞きました。
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この記事でわかること
・人はどんなときに仕事で失望するのか
・ネガティブなことがあったときでもどうやってキャリアを進めるか
「頑張ったのに報われない」は心にくる
――仕事をしていると報われない瞬間はたくさんあると思います。髙口さんにもそういった経験はありますか?
髙口裕之氏(以下:髙口):数えきれないほどあります。特に若いときに多かったですね。この報われない感覚って自分で「もっとやれたな」って自覚があれば納得できるんですが、自分の手応えと評価にギャップがあったときに重くのしかかってくるんですよね。「これだけやったのに?」って。
――わかる気がします。
髙口:これってすごくキツくて、会社や上司は自分を見てくれていないって気持ちになるんですよね。
場合によっては「じゃあ頑張っても意味がないんだから、もうほどほどでいいや」って思ってしまう人もいると思います。
――そうですよね。髙口さんはそんなときどうしていましたか?
髙口:まずは腐らないようにだけ気持ちを整えて、淡々と仕事をすることにしていましたね。エンジン全開にはできないわけですが、スローダウンしながらでもエンジンは切らない感覚というか。
これはマーケティングの仕事をしていたからというわけではないのですが、自分を社会という棚に並ぶ商品としてメタ的に考えたときに、腐っている人はさらに評価しづらくなるなって思ったんですよね。そもそも自分のエンジンまで冷やしてしまうわけですから、当たり前にできることすらミスにつながりやすくなって、ますます評判を下げてしまう。
もちろん、ちゃんと見てよとは気持ちでは思うんですが、それを表に出して評価が上がるわけではないので、不満な態度に出すことはしないようにしていきました。



