ランキング上位3チームによる
「チャンピオンシップ」も

チームのランキングはもちろん、試合結果や得点経過、得点シーン、個人の成績など詳細なデータを公開。試合レポートやインタビューも掲載されており、自ずとモチベーションも高まる(画像提供:ギガスリート)

 日本では、もともと野球のスコアブックはオープンな存在ではなく、「早稲田式」や「慶応式」など表記もまちまち。それぞれの表記法を学んだ人でないと読み取れるものではないと言う。それを「スマホや携帯から簡単に入力できて、誰もが読み取ることができるもの」(大垣氏)に改善したのが、先述したジー・スコアだ。

 このスコアにより、独自のランキングを算出するわけだが、これも情報処理工学を基盤にした大垣氏のオリジナルである。「勝利チームにポイントを加算するような単純なものではなく、塁打や出塁率など勝利に関わるあらゆるデータを使います。さらにAチーム vs Bチームの結果、Bチーム vs Cチームの結果といった相対評価を取り入れ、企業の人事評価のような概念を採用しています」(大垣氏)。

 シーズンのフィナーレにはランキング上位3チームによるチャンピオンシップが行われる。これは、2位と3位のチームの対戦勝者が1位のチームとシーズンのチャンピオンを決する戦いで、その盛り上がりはもはや草野球とは思えないほどだとか。さらに、チャンピオンシップ出場チームは、チームのプロモーションビデオ用の楽曲がアーチストから提供される。

 今後の展望としては、まずジー・リーグを全国規模に拡大していくこと。「全国には草野球チームが31万あり、そのうち活発に活動している7万チームがターゲット」と大垣氏。さらに、フットサルやサッカーへの水平展開を目論む。草野球などその競技の裾野をテクノロジーの力で掘り起こし、スポーツ産業全体を活性化しようとする同社の試みに期待したい。

(加藤 力/5時から作家塾(R)