『週2日だけ働いて 農業で1000万円稼ぐ法』堀口博行[著]定価1575円(税込) |
起業ブームの中、定年後もしくは脱サラして農業を始めることを夢みる方は多いと思いますが、いろいろなリスクを考えて、就農することをあきらめてはいないでしょうか。
農業を始めるのはそんなに難しくありません。週2日の作業時間があれば、農業を行うことができます。
実際、私は、サラリーマンを続けながら、週末だけの農作業で年間1000万円の利益をあげています。
株式投資で2000万円損失
実家の農家を継ぐ決意を
もともと私の家は北海道の農家でしたが、大学卒業後は普通の会社に就職し、農業とはまったく関係のない生活を送っていました。
その当時、私は未公開株式市場のグリーンシート株に熱中していました。グリーンシート市場で私はにわか仕込の財務諸表分析を使い、短期で2倍、3倍に上がる銘柄に投資をして浮かれてました。
毎日ブログを書いていて、ブログ仲間もいましたし、シティバンクの社員やキャッシュフローゲームの主催者、ベンチャー社員など、多彩な人々と情報交換をしており、さまざまな飲み会も開催していました。
しかし、今になって思えば、すべて砂上の楼閣のようなものでした。結局、ライブドアショックの煽りで大損してしまい、そんな生活は一時的なものでした。株式投資では累計2000万円程度の損失となっていました……。
そんなとき、大型の台風が実家を襲い、ビニールハウスが倒壊したとの知らせを受けました。
すぐに帰省したところ、父の病気が悪化して入院しており、退院後も車椅子生活となるため、実家の農業経営がこのままでは維持できないという事実を知ったのです。