営業において、説得力・交渉力は不可欠なもの。これまでは自己流で身体で学ぶというのが主な方法でしたが、説得のメカニズムを「科学」しておけば、誰でも効果的に説得力を身につけられるのです。

トップ営業マンたちが重視する
スペシャルテクニック

 これまで紹介した技法以外にも、まだまだ多くの技法がありますが、それらのすべてが等しく重要というわけではありません。基本を踏まえたうえで、自分の立場にあったものを使い分けることが重要です。

 以下に、巷で「トップ営業」といわれる人たちが特に重視している技法をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

1.「単純接触効果」「根張り(粘り)法」

何度も何度も行く、これは非常に大切なことです。断られた時から営業は始まるのです。簡単に諦めてはいけません。いい意味で粘ることです。

2.「相手の役に立つ」

スパイ・テクニックといってもよいでしょう。要は、相手に役立つ情報を提供し、多面的に相手のお役に立つ。相手もこちらの役に立ってくれるようになります。

3.「選択肢限定法」

とにかく「ノー」と言わせないように質問をし、展開をしていきます。

4.「カウンセリング・テクニック」

説得上手といわれる人たちはみな聞き上手です。親身になって相手の話を聞くことから全ての展望が開けてきます。いつでもどこでも有効です。

5.「フレンドリーテクニック」

相手から好かれなければ売れません。自分をまず売り込むことが必要です。そして、日頃から親密な関係を作ります。

 次ページから、テクニック1「単純接触効果」について解説したいと思います。