WeChatには6億のユーザーがいる。さらにそのうち2億人がヘビーユーザーで、そのうちの30%の人が100元の紅包を送れば計60億元の資金流動となる。支払いが1日延びれば民間の金貸しでは現在のところ月あたりの利息が2%で、1日あたりの蓄積資金による収益は少なく見積もっても約400万元になる。もし30%の紅包ユーザーが現金受け取りを選択しなければ、その口座に無利子の18億元の現金を預かっているのも同然だ。

 銀行が預金者を1億人増やそうと思ったらどれほどの時間とコストがかかるかをぜひ考えてみてほしい。そして銀行が18億元の預金を確保するためには、どれほどの時間とコストがかかるかも考えてみよう。WeChatの紅包サービス奇襲作戦はあまりにも鮮やかなものなので、今年の春節のエピソードとして人々の記憶に残るだろうと思う。