売上高は減っているのに、
営業利益率がアップ! なぜ?
前年度から当年度にかけて売上高が約85億円減少する一方、売上高営業利益率は0.64%から1.29%へと向上していることがわかります。
しかし、このような前期と当期の2期の比較のみでは不十分です。2期間の比較だと、会社の経常的な収益力や売上などの長期的な傾向をつかむことができないからです。会社の経常的な収益力や経営の趨勢を見るためには、最低でも5期間は比較してみることをオススメします。
下図は、伊藤ハム社の損益項目を時系列的に表示したものです。まず、過去5期間にわたって、売上高がほぼ一貫して減少していることがわかります。その他にどんなことが読み取れるでしょうか。