多くの企業が例年より
早め早めの採用をするワケ
2015年4月の入社を目指す、現在進行中の就職活動。
おそらく多くの大学生が感じていると思いますが、多くの企業が例年よりも早め早めの採用を進めています。
すでに複数回の面接を経験した方も少なくないでしょう。
それにはいくつかの背景があるようです。
2016年から採用スケジュールが大きく変わりますが、それを睨んでの動きである、という見方もあります。
また、産業界全般に採用枠を増やすという傾向があり、早めに始動して、規定の採用数を確保しよう、という意識もあるようです。
採用数が増加傾向にあるのは、みなさんにとっては朗報でしょう。
ただし一方では、まだ十分に準備ができていないのに本番が始まった、という戸惑いや焦りもあるかもしれません。
この連載では、そんな大学生のみなさんに本番直前(いや、もう本番は始まっている、と言われるかもしれませんが)でも間に合う面接のチェックポイントをお伝えしようと思います。
筆者は、ダイヤモンド・オンラインで「できるビジネスパーソンはみんな営業で成長した」を連載している、ダイヤモンド社人材開発編集部の間杉俊彦です。よろしくお願いいたします。
面接には正解がなく
面接対策にも正解はない
①「海外をバックパッカーとして旅行したエピソードは、あなたのイメージと違うから別のことを話したら、と面接コンサルタントの人に言われたのですが、そうすべきでしょうか?」
②「集団面接で他の人が話しているときは、視線はどこに向ければいいのでしょうか?話に相槌を打った方がいいですか?」
③「自分をアピールするためのエピソードがいろいろあるんですが、1つに絞った方がいいのか、いろいろなことをやっていることをアピールする方がいいのか、どちらでしょう」
就活のさなかの大学生からは、さまざまな質問が寄せられます。
都内のある私立大学で、模擬面接の面接官を数年にわたって務めています。上記は、その際の質問の一例です。