スマホのない時代には
もはや戻れない
情報通信技術は、テクニカルな問題だけでなく、文化的な問題を解決する糸口にもなる。
私たちが現実世界でどのように人と関わるか、自分自身をどう見るかは、私たちがオンラインの世界でじかに経験するものごとによって影響され、方向づけられるようになる。
人は、自分の覚えたいものだけ覚えるという「選択的記憶バイアス」のせいで、新しい習慣をすばやくとり入れ、以前のやり方を忘れてしまうものだ。
モバイル機器のない生活など、今では想像もできない。
いつでもどこでもスマートフォンが使えるこの時代、モノ忘れをしても困らないし、世界中のアイデアに自由にアクセスでき(アクセスを阻もうとする政府もあるが)、いつも何かしら興味を満たしてくれるものが周りにある。
ただし、こうした機器をよい結果を生むような方法で使うのは難しいし、ひょっとすると今後はさらに難しくなるかもしれない。「スマート」(賢い)フォンとは、実に憎いネーミングだ。
スマートフォンを持つ「前」の時代には戻れない私たち。では次の時代で、いかなるパワーシフトが起こるのだろうか。続きは3/26(水)公開予定です。
好評書籍のご案内
グーグルは世界をどう見ているか、
そしてどんな未来を創ろうとしているのか。
グーグルは世界をどう見ているか、そしてどんな未来を創ろうとしているのか。Google会長エリック・シュミット初の著書。2025年「世界80億人がデジタルで繋がる世界」の先にあるのは分断と新しいコミュニティの形成だった。デジタル新時代、新しい権力を手にした市民が向かう先は?全米ベストセラー待望の翻訳!
ご購入はこちらから!
[アマゾン][紀伊國屋書店BookWeb][楽天ブックス]