伝えたい情報を直感的にわかるように、グラフィカルに表現する「インフォグラフィック」。この「相手がぱっとわかるように工夫する」という考え方のクセそのものが、コミュニケーション上手にしてくれるはず。本連載は、情報をよりわかりやすく、という枠を超え、発想そのものを広げるための教科書だと思ってください。どうやってこのアウトプットに辿り着いたか、発想のスタート地点から解説していくことで、「考え方のプロセスと構造」がわかります。今回は、著者の大好きな「木目」と「内装(場所)」を結びつけるインフォグラフィックを考えてみました。

木目好きが高じて
家の床はロシア産カラ松

 今回はとてもオーソドックスな、意味がしっかり成立するネタと表現。ここまでの連載17個の中で、もっとも正統的インフォグラフィックです。

 では四の五の言う前に<インフォグラフィック画像>をご覧ください。

グラフィック作成/小宮山秀明
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 僕は子どものころから「木目」が大好きでした。10年前に小さな古いマンションを30年ローン(笑)で購入した際には、スケルトンにしてフルリフォームしたのですが、その時は、木材には特にこだわった。

 フローリングは新木場に見に行って、ロシアから入ってくるカラ松をセレクト。これはシベリアの川が初夏になって溶けて流れてくる時期待ちというそそる展開! リビング壁面は全面開閉トビラが木。「なげし」もフローリング材と同じモノを這わせた。このあたりすべて自分でデザインしました。

取材された参考記事―お部屋公開専門サイト> 木が多いのがわかるかと。

マンションラボーリノベーションを楽しむ家> リビングの写真、右上が「なげし」です。