世代別に見ると、新入社員(入社1年目)は「あまりないと思う」「全くないと思う」が69.5%と大半を占めるのに対し、「先輩世代(入社2年目~35歳)」「上司世代(36歳~49歳)」は「非常にあると思う」「ややあると思う」の合計がそれぞれ47%、48.5%に。特に新入社員たちは雑談力に対する戸惑いがあることが分かる。

 社会人になりたての頃、「本当のコミュニケーション能力とは、同世代ではなく違う世代と接するときに発揮されるもの」と聞いたことがある。確かに、一般的にいって同世代よりも異なる世代との方がコミュニケーションは難しい。これは雑談力でも同じだろう。

 雑談ネタに困ったときの具体的なエピソードとしても「経済にあまり詳しくないせいで、自分の意見があまり言えず、うなずくばかりで会話があまり盛り上がらなかった」(24歳・女性)、「政治の話についていけなかった」(23歳・男性)といったように、学生の頃は経験しなかったジャンルの「雑談」を振られて戸惑う若い世代の回答があった。

スポーツ話好きな上司世代、恋愛話好きな新入社員
世代で異なる好きな雑談ジャンル

「好きな雑談ジャンル」についての質問への回答は、特に世代間の「雑談」の難しさを物語っている。大きく差が出たのがスポーツと恋愛だ。スポーツについては、「新入社員(入社1年目)」が27.0%、「先輩世代社員(入社2年目~35歳)」が30.0%なのに対し、「上司世代社員(36~49歳)」は48.5%と高い割合。上司が「一般的に共有しやすい話題」と思ってスポーツを選んでも、部下たちはそれほど乗れないのかもしれない。

 また、当然と言えば当然だが、上司世代の社員からの興味が薄かったジャンルは恋愛について。「新入社員」が22.0%、「先輩世代社員」が24.5%なのに対し、「上司世代社員」は8.5%。以前、自分の恋人について、それほど親しくない取引先に事細かに話す若い社員を見て驚いたことがあるが、その社員からしてみれば「自分が面白いと感じる(そして相手も面白いと思ってもらえるはずの)雑談」だったのだろう。「政治」ネタに関しては、「新入社員」(16.0%)、「先輩年代社員」(21.0%)、「上司世代」(26.0%)と、年齢が上がるに従い高い結果に。