誰と一緒に仕事をするか?
それを自由に選べる職場なんて、そうそうあるものではありません。上司や人事部が選んだ「組み合わせ」を受け入れて、その環境でベストを尽くすのが常識です。ただ、組み合わせにラッキー、アンラッキーがあるのも事実。そんな組み合わせはどのように決まるものでしょうか?通常は、サッカーW杯で対戦相手を決める「抽選」のごとく、偶然であったりするもの。上司や人事部が社員同士の相性・適性を事細かにみる余裕は、ありません。
では、あなたがある日、優秀過ぎる同僚ばかりの職場に配属されたらどうしますか?さて今回は、そんなアンラッキーな組み合わせ(死の組)になってしまった場合の対策について考えてみたいと思います。
優勝候補イタリアがまさかの敗退!
競合国ばかりのW杯「死の組」
「強豪国ばかりの組み合わせは、本当にかわいそうだよね」
こう嘆きたくなるまさかのどんでん返しが、今行われているW杯でいくつも起きています。例えば、イングランド。イタリア、ウルグアイに連敗し、1次リーグ敗退が決定。優勝候補とされていたイタリアも、コスタリカ、ウルグアイに連敗し、決勝リーグ進出を逃しました。また、今回W杯連覇を目指しており、ユーロ(欧州選手権)で連覇中のスペインも同様に決勝トーナメントに進出できませんでした。日本代表だけでなく、世界のサッカーを愛する日本人ファンも増えている昨今。
「スペインとブラジルの対決がないのは残念」
とため息が聞こえてくる気がします。
こうした結果を招く背景にあるものとして、よく耳にするのが「死の組」。決勝トーナメント進出をかけて行われる予選リーグ戦の組に、有力候補と言われる強豪チームが数多く存在する状態のことを意味します。
ちなみに、今回のW杯で死の組として話題になっていたのが、先ほどもご紹介したD組。優勝経験があるウルグアイとイタリア、イングランドの3チームに南米のコスタリカという組み合わせで、この4チームからたった2チームしか1次リーグ突破はできません。このような組み合わせに巡り合ったチームの選手たちは、「タフなグループに入ったと思う。でも、楽しみにしている」と前向きなコメントをするものですが、心の奥底では「こんな厳しい組み合わせは勘弁してほしい」と嘆いているのかもしれません。