【アドラー流回答】
怒りとは、出し入れ可能な「道具」なのです。
気分に左右され、すぐ感情的になって理不尽に怒鳴る上司はたしかにいます。
部下もまわりの人間も、まるで腫れ物に触るかのように接しなければなりません。
仕事そのものに不満はなく、それどころかやりがいがあったとしても、このような上司のもとで働くことは、さぞかし苦痛でしょうね。
それでも、転職を選ぶのではなく今の仕事を続けたいというのであれば、その上司の元で働く方法を考えるしかありません。
部下の立場で感情的な上司に対してできることは、どれほど上司が理不尽な仕方で怒ったとしても、その「感情」には過度に注目しないことです。
アドラー心理学では、怒りの感情は何かを成し遂げるための「手段」として使用されると考えます。
ですので、その上司が怒りという「道具」を使って何をしたいのか、考えてみましょう。