特に最近はアジアからのお客様が急増していて、昨年に比べて30%以上伸びています。今後もこの傾向は続くでしょうし、特に富裕層の方にもっと来ていただけるよう営業を強化するため、10月にシンガポール営業所を開設しました。中国・韓国・台湾といったこれまで実績のあるエリアに加えて、東南アジアのお客様も取り込むことで、アジアからの宿泊客売り上げにおいて20年までに13年度比40%増を目指します。

――外国人客を地区別に見ると比率はどうなりますか。

 以前は米国が20%、欧州が10%強、アジアは10%弱の構成でした。今は欧米合わせて20%、アジアが15%程度まで増えています。米国からのビジネス客も戻ってきていますので、欧米で25%、アジア・その他のエリアから25%程度にしたいです。

 営業所はもともと米ニューヨークとロサンゼルス、英ロンドンにあったのですが、震災後に来客が激減したので苦渋の決断でロサンゼルス、ロンドンは閉めました。ニューヨークは駐在員を増やしており、台湾は代理店の営業所も含め2ヵ所あります。

 シンガポールはアジア展開する企業のヘッドクオーターオフィスが多いですし、人口における富裕者層の割合が大きい。アジアでの営業力を強化して、ビジネスマンのみならず、観光目的の富裕者層にどれだけ当ホテルに来ていただくことが、20年の東京オリンピックに向けた課題ですね。

――訪日外国人客が多いと、ホテルにとってどんなメリットがあるんですか。

 外国人のお客様はご滞在期間が長く、平均2~3泊されますので客室を販売するには効率がいいんです。宿泊の売り上げは会社の収益に直結します。加えてレストラン部門へのプラス効果も大きいです。ご朝食は必ず召し上がるし、ルームサービスやバーのご利用もあるからです。

――都心部では新規オープンも含め外資系ホテルが続々と増えています。どのように差別化を図りますか。