人気作家と一緒にオリジナル本を出版

 7月のオープンから約5ヵ月を経た現在も盛況が続く森の図書室だが、新たなイベントを計画中だ。それが、「もっと、本を手にとるきっかけをつくりたい」というコンセプトのもと12月21日に開催される『BOOK LOVER'S DAY』。このイベントの目玉は、人気作家と一緒にオリジナル本を出版する企画だ。

 この本はクラウドファウンディングで出資した人への限定販売となり、出資額によっては人気作家に混じって自分の原稿を掲載することもできる。参加を表明した作家は、「自分でも信じられないくらいにすごい!」(森さん)という顔ぶれ。確かに、赤川次郎氏、皆川博子氏、長嶋有氏、ムツゴウロウ氏、瀬名秀明氏、山崎ナオコーラ氏、片山恭一氏、嶽本野ばら氏、北村薫氏、谷川俊太郎氏など、総勢20名を超える豪華布陣である。

 こうした企画はもちろん、作家へのオファーも森さん自ら行うという。2年前までリクルートに勤務していたというだけあって、さすがの企画力と行動力である。しかし、本人は「やりたいことをやっているだけ」といたってクールだ。

 そもそも森の図書室は、「いつか図書館をつくる」という中学時代から抱いていた森さんの夢が実現したもの。資金もない中、安定した職を捨て夢に挑んだ森さんの本気とビジョン、図書室のコンセプトが多くの人々に支持された形だ。共感を生みファン化をもたらす要素こそ、SNS時代の要諦。次のプロジェクト、『BOOK LOVER'S DAY』もFACEBOOK上で早くも熱気を生んでいる。

(加藤 力/5時から作家塾(R)