精米した米の保存期間は
どのくらいが目安か

 私自身、精米したばかりの米を食べて感じたことは「米は野菜であり、生鮮食料品だ」ということ。鮮度のいい米は香りが高く、表面はつやつやと輝いている。食べると、甘みが広がるし、香りが鼻に抜ける。では、精米した米はいつごろまで、香り、味を保持できるのだろうか。

 西島店主はこう言う。

「昔、白米の鮮度は精米してから夏は2週間、冬は1ヵ月半と言われていました。これを過ぎると、黄ばみが出たり、嫌なにおいが出ます。夏はコクゾウムシが湧くこともある。

 いまは室内に空調がありますから夏でも冬でも2週間が目安です。この期間を超えると、香り、味はぐっと落ちる。ですから、白米を買う時は1キロか2キロといった少量にしておくこと。そして、精米した日時をちゃんと確認しておくことです」

 いまの平均的なお母さんはスーパーで白米を5キロ買う。銘柄はコシヒカリが一般的だ。そして、それがなくなってくるとまた同じ銘柄を買う。

「違うブランドの米を混ぜるとまずくなるのでは」と心配しているからだ。

 しかし、西島店主の意見は異なる。

「確かに、昔は違うブランドの米を混ぜて炊くと芯が残ったり、ぺちゃべちゃになったりしました。しかし、いまは精米機、炊飯器が発達しています。性質の違う米を混ぜても均等に炊き上がるようになっているのです。ですから、毎回、少量ずつ、違うブランドの米を買って、テイスティングすればいいんです」

 米は自分ひとりで食べるものではない。お父さんはもっちりした味の米が好きで、お母さんはあっさり味の米が好きかもしれない。子どもは子どもで自分の好みの味がある。そうしたら、2週間に一度は新しいブランドを試して、自分好みの米を見つけるといい。米の選び方で大切なのは、ひとつのブランドに固定しないことだ。

 (続く)

 ◆※次回の掲載は12月9日予定。