「フリーランスとして生きる」。そう覚悟を決めた瞬間から、あなたの人生は大きく変わります。まず求められるのは、サラリーマン時代の感覚、言わば「サラリーマンマインド」を捨てることです。具体的に何をすべきか見ていきましょう。

「がんばった分だけ稼げる」なんて
あり得ない!

 フリーランスはサラリーマンとは違います。何か失敗をしても、叱って正してくれる人は誰もいません。会社組織に守られているわけではなく、トラブルがあれば、すべて自分で解決しなくてはなりません。

 サラリーマンマインドを捨て、「フリーランスとしてのプロ意識」が求められます。心しておくポイントは次の6つです。

(1)給料(定期収入)がない
 サラリーマン時代は、極端に言えば何もしなくても、大きな仕事をこなさなくても、一定の給料は入ってきました。しかしフリーランスの場合、何もしなければお金は入ってきません。

 お金が入ってこなくても、家賃や光熱費、通信費の請求は容赦なくきます。また、サラリーマン時代は、がんばっていればお金が入ってきましたが、フリーランスはただがんばるだけではダメです。成果を出さなければお金は入ってきません。

 どれだけ働いても残業代は出ませんし、文句を言う相手もいません。有給休暇もなく、工夫しないと休んだ分だけ収入が減ります。「がんばった分だけ稼げる」というのは、ちょっと違うのです。「成果を出した分だけ稼げる」という厳しい道と言えます。