「どうして自分ばかり、こんな目に遭うのだろう」――仕事でも人間関係でも、理不尽なことが重なると、そんな気持ちになることがある。しかし、そこで「どうにかしなければ」と考えるほど、かえって苦しくなってしまうこともある。では、「自分だけ不幸だ」「自分ばかり損をしている」と感じたとき、どうすればいいのだろうか。話題の書『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』から、そのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

「自分ばっかり損をしている」と思ったときにすべきこと・ベスト1Photo: Adobe Stock

「自分だけ不幸だと思ったとき」にすべきこと

「どうして、自分ばかりこんな目に遭うのだろう」

仕事を引き受けているのに、評価されるのは別の人。
周囲に気を遣っているのに、自分が困ったときには誰も助けてくれない。

そんなことが続けば、「自分ばかり損をしている」と感じるのも無理はない。

しかし、相手の態度や周囲の評価など、自分では変えられないことを考え続けても、苦しさは増すばかりだ。

もちろん、理不尽な状況を我慢する必要はない。断る、負担の偏りを伝える、環境を変えるなど、自分にできることに目を向けることが大切である。

自分の力でどうしようもないことをどうにかしようとするのはやめる

そのヒントになるのが、次の考え方だ。

 自分の力ではどうしようもないことをどうにかしようとするのはやめる。
(~中略~)

 逆説的だが、抵抗するのをあきらめれば「自分が変えられることを変えるチャンス」という、もっと価値のあるものが得られる。自分の能力には限界があることを認識すれば、解放された気分になれる。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

「自分ばかり損をしている」と感じたとき、私たちは他人の態度や評価、不公平な状況を変えようとしてしまう。

しかし、自分の力では変えられないことを考え続けても、心は疲れていくばかりだ。

大切なのは、理不尽な状況をただ我慢することではない。
変えられないこととの戦いをやめ、断る、負担の偏りを伝える、距離を置くなど、自分にできることを変えていくことだ。

変えられないものを手放すことで初めて、自分の人生をよりよい方向へ動かすために、時間と力を使えるようになるのである。