【ポイント(1) 靴】
一流の男には専属シューフィッターがいる

エグゼクティブ秘書が語る「一流の男」の5箇条能町光香さん。外資系エグゼクティブの秘書を務めるなかで「真の一流の男」を見てきた1人だ

 クリアな脳を第一に考えるということは、一流の男たちが身だしなみを疎かにするということではない。彼らは自分の身だしなみを整えることで、さらにビジネスへの臨戦態勢を万全にしていくのだ。

「身だしなみには知性や品格が表れるため、一流の男性は必ずこだわりを持っています。といっても、彼らはブランド物で全身を固めるようなことはしません。自分自身がブランドだという自信があるからです」(能町さん)

 最初に紹介するポイントは、靴。一流の男は、高価なブランド靴ではなく、自分の足に合わせて丁寧に作られた革靴を好むという。

「専属のシューフィッターを抱える人も多く、『日本から国に帰って一番に会うのはシューフィッター』と言うほど信頼を置いている人もいました。体に合った靴は体幹を整えてくれるので、靴をはいているほうが体調がいいらしいんです」(能町さん)

 ちなみに、「雨で濡れてしまったときのためにスペアの革靴をオフィスに一足置いておく」「出張にはスペアの革靴をもう一足」という習慣も彼らに共通するもの。ボディメンテナンスとビジネスマンとしてのマナーを兼ねた革靴は、一流の男にとっての「頼れる相棒」といったところだろう。

 日本のビジネスマンにとっても、靴はこだわりのポイントとなる。ある高級ホテルで秘書を務める女性は、こんな話をしてくれた。

「『靴がその人の格を表す』というのが総支配人の口癖。一流の人なら、自分は忙しくても秘書が身の回りを整えているはずです。だから、どんなに羽振りが良くても靴が汚れていれば、大企業の重役ではありません。逆に行動に注意すべきお客さまだと新人の頃に教えられました」(外資系ホテル秘書)

 一流の人間をよく知る人間からは、靴のメンテナンスひとつで社会的な地位まではかられてしまうのだ。自分の靴は汚れていないか、大切なプレゼンなどの前には必ず確認したい。