春は新生活が始まるシーズン。初対面の相手が増える時期でもある。この時期に特に気をつけたい「第一印象」について、ビジネスパーソンはどう考えているだろう。調査をすると、第一印象について、男性と女性では見るポイントが違うかもしれない…という結果が明らかになった。

女性の半数以上が「ニオイ」が気になる
仕事ができてもニオイで台無し?

 P&Gが20~40代の会社員600人を対象に行った「職場の印象形成に関する意識調査」(※1)を見てみよう。調査では、男性の上司や同僚が赴任・転勤してきた際、どんな部分が印象に影響を与えるかについて複数回答で聞いている。

 男性からの回答のトップ3は、「礼儀・気遣い」(39.3%)、「言葉遣い」(39%)、「ビジネススキル」(38.7%)。いずれもビジネスにおいて社内外から重視されるものであり、納得する人も多いだろう。

 それでは女性はどうだろう。女性からの回答のトップ3は、「清潔さ(体臭などのニオイ)」(57.7%)、「清潔さ(身だしなみ)」(51.3%)、「ビジネススキル」(40%)だった。男性からの回答では、「清潔さ(体臭などのニオイ)」は33.3%で4位、「清潔さ(身だしなみ)」は28%で5位と、男性も男性上司の体臭や身だしなみを気にするものの、女性ほどではないということが分かる。

 男性としては、職場では「礼儀・気遣い」「言葉遣い」「ビジネススキル」がしっかりできていればある程度OKと思いがちだが、女性からすると、いくら仕事ができる人であっても、清潔感がなければ台無し、ということなのだろう。

(※1)調査方法:インターネット調査。調査対象:全国の20~30代の男女、会社員600人(男性300人)。調査期間2月17日~18日。