グローバルファースト
ローカルセカンド

 Globalの基にあるGlobeという英単語は、「地球」という意味ですから、自国(日本)のことを考えてから、世界のことを見るのではなく、世界を見てから、自国の状況を考えるのがグローバルな考え方です。

 つまり、「グローバルファースト、ローカルセカンド」が基本です。グーグルアースのように、頭の中で地球儀をぐるぐる回し、必要に応じてズームイン、ズームアウトすることができるか求められているのです。

 世界を俯瞰して見ると、確かに、日本市場は縮小していますが、中国や東南アジアなどの新興市場は勃興していますし、北米やヨーロッパ市場は依然巨大市場であることには変わりはありません。

 これまでは、まず、日本国内で成功してから、次はアメリカ、その次は中国と、順次、海外展開するのがスタンダードでしたが、これからの「インターネット時代」には、最初から世界を目指す選択肢もあります

 冒頭で紹介したBABYMETALは、日本国内におけるアイドルのメインターゲットである若年層の人口の減少やAKB48やももいろクローバーZなどが寡占している競争環境をうけて、まず、海外(特に北米やヨーロッパ)のヘビーメタルの音楽市場を開拓し、その後、凱旋帰国することで、国内での人気を高める戦略をとりました。

 このような世界がインターネットでつながった時代の人事部に求められる大きな役割は、グローバルレベルの事業戦略の立案と実行を人と組織の面から支援することです。

 既に海外で展開している企業とこれから展開しようとしている企業ではやるべきことは異なりますが、いずれにせよ、大きな視点で物事を見る姿勢は人事担当者には必要です。ここでは、既に海外展開している企業を例にとって人事部は何をすべきかをみてみたいと思います。