まず、失敗することは、恥ずかしい事でも不名誉な事でも何でもありません。ロシアの作家チェーホフの言葉で「人間の目は失敗した時、初めて開く」というものがあります。

 実際に就職活動をしていると、必ず1社は不採用という通知がきます。どんなに準備をしたとしても不採用となる場合はあります。就職活動は、内定が出るまでは落ち続けていくものだからです。ところが、失敗を恐れすぎると不採用の通知が来るたびに次の選考に恐怖を覚えるようになります。

 しかし、チャレンジする「自分」も、失敗を恐れて行動しない「自分」も結局は同じ自分です。これまでの自分は、これまでの環境や行動によって創られてきた自分であり、今後も同じでないといけないということはありません。

 前向きに歩いていける「自分」を持つことが非常に重要だということです。そして失敗から次への対策を練っていくことで確実に成長をしていきます。

 失敗があるから、より新しい選択肢も増えていくのです。そういう意味では就職活動は人生において自分を知り、強化する期間でもあります。この時期にぜひ、古い自分を脱ぎ捨て、新しい自分へリニューアルしてみましょう。

「最近の若者は自分というものがない」という言葉はこの先もずっと言われ続けていく言葉でしょう。ですが、みなさんは確実に「自分」というものを持っています。そして、より魅力的な「自分」を探していけることができます。

「最近の若者はよく分からないが、君は頑張っているよね」

 そんな言葉をかけてもらえる人材になれるよう、心からお祈りしております。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

(キャリアプロデューサー 櫻井樹吏)