ネットユーザーの
日本旅行賛否には3つの傾向

 趙教授が批判の矛先を向けていたネットユーザーの書き込みを見てみよう。彼らのコメントを見ると、三つの傾向がある。ひとつは、日本への旅行に反対する意見である。二つは日本旅行を肯定する意見である。三つは、日本を理解することが大事だと考える意見である。

 まず第一の否定的な傾向のコメントをいくつか見てみよう。

「世界はこんなに大きいのに、どうして日本に行く必要があるのか」

「骨なしの奴らが好んで小日本に行くのだ」

「日本人は口では甘いことを言っておきながら、心に剣を隠し持っている。彼らが礼儀正しいのは表面上のことだ。だが、サービス業は礼儀正しいことが求められる。彼らは内心では(中国人を)馬鹿にしているが、表面上はニコニコしてるのだ」

 上の二つのコメントは、日本がらみの文章によくありがちな日本を絶対的に否定するものだ。日本人と接したことのない、または日本に行ったことのない人たちがこのような考えをもっている。

 最後に挙げたコメントは、ある程度の知識はあるが、やや悪くとっている。

 次に第二の傾向である肯定的コメントを見てみよう。

「(『環球時報』の文章は)とても偏っている。日本には(中国)国内よりもいいものがたくさんある。食べ物は安全だし、空気はきれいだし、サービスはいいし、また、日本の化粧品やスキンケア製品もいいし、環境もいいし、国民の資質も高い」

「日本は国内のどの都市よりも清潔で、サービスもそうだ」

 この手の意見は、筆者の中国人の友人も言う。現在はインターネットが発達しているため、日本語ができない人でも日本に関する情報を知っている。特に日本製品に対する評価が高い。

 第三の傾向のコメントを見てみよう。

「日本はやはり先進国だ。行ってみて悪いことはない。いいところは学ばなくてはいけない」