肥満遺伝子を持っていても
スイッチをオンにしない方法がある

 実はこれらの遺伝子は、活動を抑えることができます。
イギリスのオンライン医学誌「プロスメディスン」の報告によると、肥満遺伝子は日常生活レベル以上の運動を行うと、その活動が40%ほど低下することがわかりました。
 40%という数字だけ見ると少なく感じるかも知れませんが、ちなみに、私は体脂肪率が10%以下ですが、この強力な肥満遺伝子を2つも持っています。
 私が経営するスタジオのスタッフやクライアントさんの中にも、遺伝子検査を受けてこれらの脂肪細胞を複数持っているにもかかわらず、太っているどころか、男女問わず見せられる体を誇っている人はたくさんいます。

 そして、みなさんの共通点は「日常的に運動を行っている」ことです。

 つまり、肥満遺伝子の影響があっても、それらを働かせない工夫(日常生活レベル以上の運動)をすることにより、100%見せられる体を作ることは可能なのです。

 遺伝子以外の痩せない理由として、「運動経験がない」というものがあります。学生時代に運動をやっていた、もともと体を動かすのが好きだった人と、小さいころからまったく運動をしなかった人とでは、確かに残念ながらスタート地点が違います。
 ただし、これは最初の「1ヵ月だけに限る」というただし書きが付きますが。