日本人の3~4人に1人は
肥満遺伝子を持っている
何度もダイエットにトライし、失敗する人がいます。そして、そういうタイプの人は必ず、
「こんなに頑張っているのに瘦せないのは体質のせいだ」
「これはきっと遺伝のせいだ」
と考えます。ご両親の両方、もしくはどちらかが太っていたら、この予想は確信に変わります。たとえ、瘦せている兄弟がいても、です。
はっきり言いましょう。
太っているのは「体質のせい」、そのとおりです。
瘦せにくいのも「体質のせい」、それもそのとおりです。
現在、肥満に関連する遺伝子は約50種類あると言われています。これらの遺伝子の中でひとつでもある人と、ひとつも持っていない人では基礎代謝が約10%も違うそうです。
しかも、特に肥満に影響を与えると言われている3つの遺伝子、β2遺伝子、β3遺伝子、UCPは、それぞれ日本人の3〜4人に1人の割合で所有していると言われていますので、やはり日本人は太りやすい体質だ、ということになりそうです。
しかし、これは「太りやすい」「瘦せにくい」ということではありますが、決して「瘦せない」ということではありません。