<遠距離編>
愛情たっぷり姑vsワーキング嫁

 お盆や年末年始の帰省時に起こる嫁姑バトルの背景には、日頃の不仲がある。

 原因は「姑からの宅配便」だ。

恋人・夫婦仲相談所所長でAll About 「夫婦関係」ガイド 二松まゆみさんはこう語る。

「息子が何歳になっても『あの子の好物だから』と冷凍総菜を送ってくるお姑さんもいます。働いているお嫁さんはきっとろくに料理もしないだろうから――と」

 とはいえお菓子や果物ならともかく、手作り総菜となるとちょっと“重い”。

「段ボールを開けたら、瓶詰めにされた豚の足が出てきて、思わずぎゃっと叫んだ、というお嫁さんもいます。“てびち”と呼ばれる九州の特産品ですが、見慣れない人にとってはホラーものかもしれません」

 母の愛がこもった宅配便は、食料品にとどまらない。

「息子が子どもの頃から愛用している白いブリーフ」

「たまたま近所のダイ×ーで安売りしていたから買ってみた布団」

 など、ふたを開ければびっくりの品々が都会の妻を困惑させている、と二松さん。

 最初は感謝して受け取っていたものの、あまり頻繁になると置き場所に困るようになる。お礼の電話にもつい、「ありがた迷惑感」がにじんでしまう、という妻もいるのではないだろうか。

 都会嫁の方も、地方姑の度肝を抜くようなことをやってのける。マーケティングライターでインフィニティ代表の牛窪恵さんは、「今時のワーキングママは職場でマネジメント力を身につけており、子どもに買い与えてほしいものをリスト化して両親に送りつけたりしている」と明かす。

 ひな人形、学習机、ランドセルは自分の両親、玩具、児童書全集などは夫の両親、といった具合に両家に割り振るのだそうだ。自分の母親ならば「あらあら、しょうがないわね」ですませてくれても、姑はそうはいかない。顔では笑っていても、「そういうことは長電話で相談しながら、下手に出てお願いするものなのよっ!」と内心、キレているかもしれない。