あれよあれよという間に、ネットの中でメジャーな存在になったツイッター。便利で画期的なツールですが、使い方や付き合い方を間違えると、思わぬ落とし穴にはまり込んでしまいます。

 けっこう使っている自分が、ツイッターをよく知らない人に対して「やってみると面白いよ」と勧める場合に、どんな危険が待ち構えているのか。

 知らないうちに反感を買ったり、相手の中の小さな地雷を踏んだりしないように、ツイッターを勧める場面での大人のマナーを考えてみましょう。

なぜか無闇に熱く
語られがちなツール

 目新しいツールだからか、たくさんの著名人がその「スゴサ」をあちこちで賞賛しているからか、ツイッターは使う人に過大な期待を持たれがちです。

 「世の中の“今”を体感できる」

 「既存のメディアでは報じられない“真実”に触れることができる」

 「自分のつぶやきが世界に広がる」

 などなど、ツイッターを語る口調は無闇に力が入っていて、いちいち大げさです。

 あ、そもそもツイッターがどういうものかをお話していませんでした。

 たいへん恐縮ですが、「もう知ってるよ」という方は、以下の※~※までは読み飛ばしてください。

                         ※

 大ざっぱにたとえると、無数の人がひしめき合っている巨大なホールで、そこに集っているそれぞれの人が、他人に聞かれることを意識しながら、気が向いたときに近況や思いつきをつぶやいています。目立ちたくて、あるいは使命感に燃えて、大きな声でインパクトのあることをつぶやく人もいます。