都内の企業に勤めるAさんは、入社5年目のOL。所属している部署には男性が多く、Aさんが最も若い女子社員だった。「いつもチヤホヤされていた」(Aさん)と振り返る。

 しかし、今年の4月に新入社員の女子が配属されてからは、Aさんの“女王さま状態”は一変する。小柄で色が白く目が大きい可愛らしい新入社員がチヤホヤされるようになり、「何を言っても許される、いじられキャラに降格してしまった」(Aさん)という。

 しかも、Aさんは2年ほど前から同じ部署の上司(40代)と不倫関係にあり、決して幸せな恋愛をしているというわけではなかった。不倫相手の上司が、新入社員にとにかく甘いことも不満だった。新入社員のFacebookには、週末に彼氏としたデートの写真がアップされている。部署でチヤホヤされるだけではなく、充実した恋愛を満喫している新入社員に対して、次第に対抗心を燃やすようになっていったという。

 ある日、ささいな事件が起こった。いつものように出社し、会社が入るビルのエレベーターに乗り込むと、後から新入社員の女子が乗ってきた。何気ない世間話でその場をやり過ごそうとしたAさんだったが、新入社員の女子から放たれた意外な一言に凍りついたという。

「先輩、あんまり私のFacebookをチェックしないでくださいよ~(笑)」

 なぜチェックしていると気づかれたのかすぐにはわからなかったが、後で調べてみるとどうやらスマートフォンで新入社員の過去の投稿を見ている時に、誤って「いいね!」を押してしまっていたらしい。「気づかない振りをしてくれてもいいのに、馬鹿にされているように感じたんです」(Aさん)。Aさんがサークルクラッシャーになった瞬間だった。

新入社員よりモテることを
証明したかっただけ?

 Aさんが狙いを定めたのは、新入社員に言い寄っている30代の男性。彼のアプローチに、新入社員もまんざらではない様子だったという。Aさんは、この30代男性を「仕事の悩みを相談する」という口実で飲みに誘い、仲を深めていった。男女の関係になるのに、時間は掛からなかった。

「私もまだ若くて、新入社員よりモテるということを証明できた気がしました」(Aさん)

 さらに、Aさんは以前から唯一、不倫のことを相談していた別の男性社員(20代)とも関係を持った。しかし、それが運の尽き。20代の男性はAさんに対して本気になってしまい、不倫相手の上司に直談判するという騒ぎを起こしたのである。さらに、30代の男性との関係も打ち明けてしまっていたため、彼に対してもAさんと手を切るように迫ったという。「Aは不倫の寂しさから関係を持った。僕が幸せにする」(20代男性)と。

 結局、不倫相手の男性が事態の収拾に乗り出し、Aさんの行動が表沙汰になることはなかった。不倫関係も解消し、20代の男性にもその気がないことをしっかりと説明した。3人の男性は今でも同じ部署で働いているが、当然、関係はギクシャクしているという。

 しかし、この一件である種の媚態を身につけたのか、Aさんは9月に入って同じ部署にいる別の30代男性とも関係を持った。火種がいつ再燃するともわからない状況である。