なんだかんだで盛んな社内恋愛
不慣れな新入社員は要注意?
女性新入社員の3割以上が社内恋愛に期待している――。そんな実態がカネボウ化粧品の調査で明らかになった。出会いを求めている男性としては、一瞬甘い夢を抱きそうになる調査結果だ。だが裏を返せば、現実には7割近くの女性新入社員が社内恋愛に消極的だということになる。
しかし、入社してからの現実は少し異なる。同じカネボウの調査では、会社の人を好きになったことがある社会人女性は50.5%に上り、そのうち39.5%の女性が「付き合ったことがある」と回答しているのだ。
ちなみに、結婚相手もしくは彼氏・彼女がいる社会人の男女に、その相手が誰かを聞いた調査結果では、21.2%が「会社の人」(元会社の人含む)であることがわかっている。
これらの調査結果からわかるのは、「意外と社内恋愛は活発に行なわれている」ということだ。「働いてばかりで出会いがない」とぼやいているのは、もしかしたらあなただけかもしれない。
ただし、高校や大学とは違い、会社は働く場所であるため、恋愛も学生時代のように気楽にはできない。ほんの少しの配慮不足で職場での地位が危ぶまれる事態になってしまう恐れもある。
ということで、今回は、男性が社内恋愛をする上で気をつけたい注意点を紹介しよう。特に会社組織に不慣れな新社会人諸君は、しっかり読んで参考にしてもらいたい。
まずは、もう少し社内恋愛に関するデータを参照し、実態を把握していきたい。
2009年にパートナーエージェントが発表した調査結果によると、25~39歳までの男女の91.9%が「社内恋愛はアリ」だと考えているという。冒頭の調査は新入社員が内定者のときに実施されたものだったが、「仕事に慣れてくるとエネルギーの矛先が色恋沙汰に向きがち」だということなのだろうか。