たったこれだけで簡単お手軽!
今どき顔になれるプロのメイクテク

もう「老けた?」なんて言わせない!<br />薄いのに盛れる“生っぽメイク”3つのプロ技<br />まずは「薄いのに盛れる」メイクを目指そう

 今どきのメイクは何といっても“薄盛り”ですよね。メイクをしていないように見えるのに確実に可愛くなっているのが“薄くても盛れている”メイク。自然な血色感や肌の生な質感がセクシーでかわいいと評判です。でもなんだか難しそう? いえ、そんな心配は要りません。いくつかのポイントを守れば誰だって今風の顔になれます。

 今回は雑誌『SEDA』、『LARME』、『CHOKi CHOKi GiRLS』などで旬の顔をつくってきた大人気ヘアメイクアップアーティスト 高橋有紀さんの新著『いきなりケタ違いにかわいくなる』(ダイヤモンド社)から3つのテクニックをお教えしましょう。

1.粉っぽいものはすべてNG!

 肌の生々しさは質感をよく見せることから。リキッドファンデーションやチーク、アイシャドウも肌なじみのよいものを。とにかく粉っぽいものはすべてNGです。「顔にのせるときは基本、指を使って馴染ませていきます。こうすることで“化粧している感じ”をゼロにしていきます」(高橋さん)。

 ファンデは指を2本使って、小鼻や目尻など塗りにくい部分も薄くコーティングするようにのせていきます。

2.盛るのは1パーツだけ

 いうなれば目はカワイイ担当、チークとリップはセクシー担当です。かわいくいきたい日は目を、セクシーにいきたい日はチークかリップを目立つようにします。「覚えておいてほしいのは1パーツをきれいにメイクしたら、他には力を入れないということ」(高橋さん)。

 全部気合いを入れてしまうと、それはただの厚塗り。どのパーツも盛ったメイクは古めかしい印象になってしまいます。

3.眉のうぶ毛は生やす

 目指すは角度がほとんどない眉。驚くほど今っぽい顔になります。眉は生まれつきのものを生やし、整える時はそれぞれ3~5本程度、眉頭、眉山の高さがなくなるように毛を抜きます。

 「うぶ毛はとてもかわいいので、眉でも髪でもとても大事です。特に安室ちゃんを真似した世代は剃ったり、抜いたりに要注意。本当に不必要な毛を数本抜くだけです」(高橋さん)。

 「生まれながらにこんな肌、こんな陰影でした」と思わせるのが薄盛りメイク。特に一番目立つ目もとも“何もしていないようにみせること”が大事。そのためにはインラインを引く、繊維入りマスカラは使わない、シャドウはまぶたの皮ふをきれいに見せるものを選ぶのがコツです。

 日常的な場面ではやりすぎなメイクは不自然で周りの人にもよい影響を与えません。薄盛りメイクは大人の女性も輝かせてくれます。
(文=庄司真紀)