妻の激しい説得は
もはや「嫁アタック」!?

嫁の激しい説得にやられてしまう“情けない男”が増殖中!?

 2年ほど前、私がこのダイヤモンド・オンラインで紹介した「嫁ブロック」という言葉はだんだん一般にも普及するようになり、SMAPの解散騒動のときには「キムタクも嫁ブロック!?」などと報じられました。

 転職が当たり前の出来事になった現在、嫁ブロックは多くの人の興味をひくキーワードになったのかもしれません。私の記事を読んだ人から「こんな事例もありましたよ!」と教えてもらうこともあります。そこで今回は嫁ブロック最新事情について紹介しましょう。

 最近、印象深い事例として「妻が非常に賢い人」があります。大きな流れとしては、夫は一部上場企業勤務で転職活動を行い、希望の会社から内定を得たのですが、結果として妻から徹底的に問い詰められて内定を辞退し、もといた会社に残留することになりました。

 この事例で際立っていたのが、妻の問い詰め方です。「なぜあなたは転職するのか?」について論理的に問い詰めていき、夫が答えに詰まったところで「詰まるようなら転職してはいけない!」「迷うくらいなら転職するな!」とゴリゴリ説得していったのです。しかも2回にわたり、合計10時間も。

「なぜ転職するのか?」と問われても、気持ちの部分は必ずしも理屈では説明できないところもあるでしょう。賢い妻はそうした弱点を突いていったわけです。これを長時間にわたってやられた候補者の話を聞くと、だんだん気持ちが揺らいでいくそうです。

「ずっと説得されていくうちに、『俺って本当に迷っているんだな……』『迷っているなら転職しないほうがいいのかな……』と思い込むようになるんです」

 実は妻の2回目の説得は、我々がこの候補者の相談に乗るために夜、3時間ほど一緒に飲んだあとに行われました。飲んで帰宅したあと、朝までずっと説得されたそうです。ここまで攻撃的だと「嫁ブロック」というより「嫁アタック」です。

 結局のところ、この候補者が内定辞退したのは疲れ果ててしまったためでしょう。こんなにしんどい思いをするのなら転職はやめておこう。妻の言うことを聞いたほうがラクだな、と。