「車やバイクが好きなので、その写真を中心にアップしている。フェイスブックやツイッターは文章メインのイメージがあるので、写真を載せるにもコメントをきちんと考えなきゃいけないけど、インスタは写真だけでもOKなので、自分に合っている。フォローしてくるのは、だいたい同じ趣味の人。若い子とはあまり絡まないし、お互いそれを望んでいない。そもそも、自撮りをしたり日常を写真で報告したりという人たちとは、使い方が違うと思う」(42歳/男性)

「家庭を持つと、友人と会う頻度が減る。遠くなった数人の友達と近況報告をするには、インスタがちょうどいい。男同士だと、文章でのやり取りはどうもテレくさいので、写真メインが好都合。若者ほど頻繁にアップしないし、キラキラ感もない。温度差は感じるけど、逆に若者が俺のインスタにどんどん入ってきても嫌だ。だから、どっちもどっちではないか」(40歳/男性)

 中年世代は、趣味や特定の友人への近況報告など、インスタの発信内容や発信先を絞り込んでいる印象があった。筆者も、今回必死になってインスタに登録し、色々なアカウントを検索してみたが、中年世代と思しき人は、ゴルフや工芸などの趣味、あるいは小さな友人コミュニティでのやり取りが多かった。

 これほど限定的な使い方だから、若者と絡むことは少なく、またそれを望んでいるわけでもない。そのため、若者との温度差や使い方のギャップは感じるものの、居心地の悪さにはつながらないようだ。

おじさんのインスタ参入に
ヒヤヒヤする若者たちの心理

 一方、若者たちは、インスタを使う中年世代が増えることにどんな印象を抱くのだろうか。以下にいくつか意見を載せる。

「インスタはあくまで内輪だけのもの。上の世代が増えること自体は問題ないが、そうなると、いつか自分の上司や先輩に探されたり、『アカウント教えて』と直接言われたりする可能性がある。それはイヤだ」(27歳/女性)

「年上の人がインスタをやるのはいいと思う。でも、それにより自分が気を遣う相手が入ってくるのは避けたい。設定を非公開にするなど、対処方法はあるのだけど、それでもリアルで会う人にはいつか見つかるかもしれない。それが怖い」(22歳/女性)

「ハロウィンで仮装したときの写真や、ホームパーティの写真は、仲の良い友達だけで共有したい。他の人は見られない設定にしているけど、その設定がややこしいので、たまに見つかってしまう。もし年上世代が増えると、必然的に知られたくない相手や断れない相手が多くなるので、危険性が高くなる」(23歳/女性)

「過去に、フェイスブックでうっかり上司と友達になってしまい、その後は投稿しにくくなった。インスタではそうならないように気をつけるけど、できれば上司にはやってほしくない。断るのも難しいので」(26歳/男性)