仕事にはミスがつきもの。そのミスを蒸し返して何度も何度も注意されたら、モチベーションが下がるのは当然です。ところが、平気でそんなことをしてしまう上司が少なくないようです。自分の行為がどれだけ職場にマイナスの影響をもたらしているのか、わからないのでしょうか。
部下からすればこうした上司はとても困った存在ですが、一方で上司の立場からすると、何度もミスを蒸し返して注意するのにはそれなりの理由があるよう。そこで今回は、上司と部下の2つの視点から、ミスを蒸し返すことの問題点と意味を考えてみたいと思います。
部下のモチベーションを下げる
典型的な上司の言動
あなたの職場には、部下のモチベーションを下げる上司がいないでしょうか。基本的に上司は部下の管理をして、モチベーションを維持しなければならない存在です。しかし、モチベーションを下げる言動ばかりする困った上司が大きな問題となっている職場もあります。例えば、
・指示が細かすぎる
・自分の自慢話ばかりする
・説教が長く、しつこい
など、上司としては部下のためと思っている行為が逆効果になっているのです。とても残念ですが、こんな上司、あなたの職場にもいるのではないでしょうか。
ちなみにこうした困った上司は、最近登場したわけではありません。以前から存在していました。いえ、むしろ昔の方が多かったはずです。ところが、困った上司の言動が問題として露見することは少なかったのではないでしょうか。その理由は「部下=上司に忠実であるべき」という考えが浸透していて、部下は我慢を強いられていたからです。