生命保険契約では「地震、噴火または津波などの自然災害の場合は、給付を行わない、もしくは削減する」といった免責条項を定めているものがありますが、今回の熊本地震で被災された方には、これを適用せず、すべての生命保険会社で削減も免責も行わないことが決まっています。

 保険証券が倒壊した自宅にあり、持ち出すことができないケースも多いと思います。保険会社各社は必要書類を一部省略する対応を取っていますので、証券が手元になくても大丈夫です。保険会社や代理店に連絡をし、契約内容の確認や請求手続きをとりましょう。

 保険証券が手元になく保険会社名がわからないという場合は、下記の照会センターで調べてもらう方法があります。利用できるのは、災害救助法が適用された地域(熊本県の全45市町村)に住む人です。

 ●地震保険などの損害保険の契約
 日本損害保険協会内「自然災害損保契約照会センター」
 ナビダイヤル 0570-001830(通話料有料)
 受付時間:平日9:15~17:00(土日祝日、年末年始を除く)


 ●生命保険契約
 生命保険協会内「災害地域生保契約照会センター」
 フリーダイヤル 0120-001731(通話料無料)
 受付時間:月~金曜日(祝日を除く)9:00~17:00

 上記センターが、電話をかけた契約者やその家族からの情報を、損保協会または生保協会の会員保険会社全社に連絡をし、各社は契約の有無に関する調査を行う仕組みとなっています。該当する契約があった場合は、各保険会社から電話をかけた人へ連絡が行きます。

 損保協会と生保協会の被災者向け「契約照会センター」は、とても便利ですので、利用するといいでしょう。余談ですが、5年前の東日本大震災の時には、照会センターは会員保険会社全社対し、契約状況確認を「FAX」で行っていたと聞いたことがあります。5年経った今は、全社に「メール」にて照会をかけているようです。

 保険契約は請求しないとお金は受け取れません。保障内容がわからない場合も、もしかすると給付対象になるかもしれないので、あきらめないこと。契約している保険会社、または照会センターに連絡を取ることからはじめてください。もらえるお金は請求し、生活再建に役立ててください。