しかし、教室以外の場所で培った対人スキルがないと、後々苦労するのは事実のようだ。アルバイト経験がないせいか、縦社会になじめない若手も多いと聞く。

ただの仕事を天職に変える男は
たまたま会った女を「運命の女」にできる!?

 久野さんは次のように続ける。

 「もちろん、単に経験を積み重ねるだけではダメ。失敗を受け止めて、次回に生かす心構えが大事なんです。

 たとえば、女性とデートをしたもののふられてしまったとする。そこで『ちぇっ、会って損した』と思う人は、たぶん、いつまでたっても結婚できないでしょうね。『貴重な休みに自分に会ってくれた。ありがたい』『今回はダメだったけど、次はこんなデートで彼女のハートをつかもう』と考えられる人が、次第にモテるようになっていくんです。

 他人の目線に合わせて自分を変える努力をしないと、女性とのつきあいはなかなか発展しません。漫然と婚活を続けるだけでは、埒が明かないのです」

 職場で成長することで、つまらなかった仕事が天職に変わる。それと同じで、自分が変われば、たまたま出逢った女性が運命の女性になるのかもしれない。

 では、変わるべきは「婚活男」だけなのだろうか?もちろん、そうではないだろう。中間管理職がコーチングやサーバントリーダーシップなどを学び、部下の成長を支援するように、婚活女性も関わり方を変えたほうがいいかもしれない。

 至れり尽くせりのデートはできなくても、口下手でも、ちょっとしたいいところを見つけ、「そういうところ素敵ですね!」「○○してもらって、嬉しかったです!」などと積極的にほめる。そうこうするうち相手も成長して、やがて心から素敵だと思える男性に変貌したりして……。

 自分にぴったりの天職が簡単に見つからないように、最初から条件完備のパートナーなどそういるものではない。「てっとり早いところで決めちゃって、夫婦の愛は後からじっくりはぐくんでいく」。そんな考え方もきっとアリだ。