「先日、(道北の)稚内から天塩まで走っていたら、1日5頭の鹿に会いました。でも、感動ばかりしていられません。『鹿にぶつかった』から電車が止まったり、『鹿にぶつけられた』と廃車にしている知り合いも数多くいるからです。鹿といっても奈良公園にいるような小さい鹿じゃありませんよ!大きいものは200キロくらいあって、ぶつけられたらただ事じゃありません。しかも車の場合、鹿では保険が利かないですからショックなんですよ」(道北勤務経験のある男性)

 道路では鹿にも気を付けなければならないが、冬はより緊張感が必要になる。本州以南の人には想像できないケタ違いの大雪が降る北海道では、4月になってもスタッドレスはつけっぱなし。GW中にやっと履き替えるのが常識だ。それくらい長い期間、雪と付き合うことになる。

 冬の生活面で気になるのが暖房費だろう。北海道の寒さは、「痛い」。基本的に暖房は外出中も入れっぱなし。一度切れば、再度温まるのに長い時間がかかるからだ。だから月額、1ルームならば通常1万円~3万円は暖房費にかかり、3LDKなら暖房費だけで5~6万円もかかるという。

 そんな暖かい部屋で過ごすため、冬でも家の中では半袖で過ごすという人も。暖かい家で半袖を着てアイスを食べるのが、道民至福のときなのだ。

北海道民は人見知りだけど親切
地域間での文化の違いもまた魅力

 生活面では今まで紹介したような道内共通の“北海道あるある”が存在するものの、北海道は何せ広い。では、道内では地域ごとにどのような違いがあるのか。

 その違いを感じられるものの1つが、冬の体育の授業だ。北海道の子どもたちはみんなスキーもスケートもできるのかと思いきや、どうやらそれは違うらしい。なぜならスキー授業が行われるのは主に日本海側の地域、スケートはあまり雪が積もらない帯広や釧路・根室の道東地方で主に行われているからだ。あなたのまわりの北海道民にも、スキーができるか、スケートができるか聞いてみてほしい。それで出身の地域がある程度推測できるだろう。

 そして、先にも挙げたように市町村ごとのブランド力も高い北海道だから、地域間で微妙なライバル意識もある模様。今回は、主要な都市を中心に紹介したい。