ベッキーとゲスの極み乙女。の川谷絵音の一連の不倫騒動。ベッキーが「金スマ」で涙の激白&謝罪をしたことで、果たして本当に収まったのだろうか?
関心を失いつつある人も多いと思われるが、結局あれは何だったの? とモヤモヤしている人もいるはずだ。そこで、これまで数多くの恋愛電話相談を受けてきた恋愛アナリスト・ヨダエリ氏の、今回の騒動についての考察を紹介する。
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川谷氏離婚のニュースを聞いた瞬間、「あぁ、ベッキーとは切れたんだな」と思った。
川谷氏の妻も、夫とベッキーは一緒にはならないと感じたからこそ、離婚に同意したと考えられる。川谷氏の気持ちが自分にないことはとっくに痛感していただけに、離婚は仕方がないにせよ、自分だけ不幸になって夫とベッキーだけ幸せになるなんて許せない。でもどうやらそうはならなさそう。ならまぁ許してやるか……。女性なら、なんとなく理解できる心理なのではないだろうか。
一方、結婚して半年で浮気、その末に妻を捨てた川谷氏を批判的に見る人は山ほどいるだろう。しかし彼は最初から妻を愛していなかった、というより、愛しているかどうかわからないまま結婚したのだ。なぜなら、彼が妻を軽視していたこと、失っても構わないという気持ちだったことが、「結婚半年でベッキーと交際開始」という事実から読み取れるからだ。
これまで数多くの恋愛相談を受ける中で導き出したセオリーのひとつに、男性は女性よりも恋愛にかかる「コスト」に敏感だというのがある。口説き落とすまでに時間をかけた相手、大金を費やした相手、多大な労力をかけた相手のことは、そう簡単には手放さない。当然、コストをかけた相手とやっと結婚できた場合、半年で浮気するなんて、まずありえない。いざ結婚してうまくいかなかったとしても、二人で生きていくためにもう少し試行錯誤するはずだ。
しかし川谷氏は結婚後半年でベッキーと恋仲になった。これは結婚にコストをかけていないことの証。頑張って口説き落としたのでも、自分が結婚したくてしたわけでもなかったのだろう。
「結婚後半年で浮気」という事実だけで、彼の結婚への意欲の有無、妻への思いの度合いが浮き彫りになる。そしてすぐさま思った。あーこりゃ、ベッキーが現れなくても他の女性と同じことをしたな、と。