「毎年、2万4480人の非嫡出子が産まれている」
非嫡出子とは夫婦ではない男女の間に産まれた子どものことです。全出生数は約102万人(平成25年、厚生労働省の人口動態統計)で「嫡出でない子の割合」は全体の2.4%(平成25年、厚生労働省の人口動態統計特殊報告)あなたはこの数字を見てどう思われますか?
なぜ唐突にこんな統計を紹介したのかというと……そう!今週火曜日に「ファンキー加藤さんとアンタッチャブル柴田さんの元妻がダブル不倫、元妻は妊娠、出産へ」という突っ込みどころ満載のニュースがお茶の間を騒然とさせたからです。元妻は柴田さんと離婚し、加藤さんとの子を出産する予定で、報道によると加藤さんは子を認知するつもりのようなので、これで「平成28年生まれの非嫡出子」がまた1人、増えるわけです。
どんな女性であれ、妻子ある男性の子を身ごもることはご法度でしょう。今回の場合、元妻はまだ柴田さんと結婚している間に加藤さんと不倫関係に発展したようです。「ダブル不倫」という特殊な事情が輪をかけて悪質だったので、批判の嵐がこんなに大きくなったのでしょう。
ところで非嫡出子が産まれる背景には、事実婚カップルの子(夫婦同姓を嫌がるなどの理由で籍を入れていないが、夫婦同然の生活をしている男女間の子)、できちゃった婚の破棄(妊娠をきっかけに結婚の約束をしたが、籍を入れて出産する前に喧嘩別れ)、やり逃げ(一夜限りの遊びだったのに避妊に失敗し、妊娠したが男性が逃げてしまった)などがあるので、一概に前述の2万4480人が不倫の結果とは言い切れません。
しかし、私のところに「不倫で妊娠」の相談が一定数、存在するのは確かなので、これは決して芸能人の稀有なケースではなく、私たち一般人が遭遇する可能性もあると言えるでしょう。
今回は柴田さんが被害者なので、柴田さん目線で話を進めていきましょう。
排卵日を計算して
不倫相手の子を妊娠した元妻
「元妻の妊娠が分かったのは、離婚から半年後のことです」