約3年の月日をかけて、伝説の名著3部作・計4冊2000ページ超がたった1冊に凝縮された『最強のコピーライティングバイブル』がついにリリース。発売たちまち重版出来となった。
鉄板の法則を「骨」とし、国内成功24業種100事例で肉づけした著者の横田伊佐男氏。
「Amazonランキング大賞2016上半期【ビジネス・経済】ベスト10」にランクインした『稼ぐ言葉の法則』著者で、「日本一のマーケッター」の神田昌典氏が「今後100年、歴史に刻まれる名著」と断言した『最強のコピーライティングバイブル』から、コピーライティングの極意をこっそり紹介してもらおう。
「型34:『質問形式』にする」を入れる
ここまで4カテゴリー、すなわち「新情報訴求」「価格訴求」「情報・エピソード訴求」「キーワード訴求」について紹介してきた。
最後は、これらのカテゴリーにとらわれない、もしくはミックスした変則的な訴求方法だ。「その他訴求」の型は、全部で10になる。
●文法
軽いタッチ+疑問文
●基本例文
「同じに見える商品。片方はカロリー半分なんて信じられますか」
●事例
「おうすいところはございませんか?」
出典:MSD株式会社(広告)
「セコム、してますか?」
出典:セコム株式会社(広告)
※実際のクリエイティブ例は、本書にて紹介
●ポイント
文語体を質問形式にすると、すぐ真横で尋ねられている雰囲気をつくることができる。
少々押しが弱いが、その分警戒心を解くのに有効である。
読み手がかたくなに持っている警戒心を解きほぐすことができるのも、コピーの技術次第なのだ。
掲載2事例ともに、各社のサービスを押しつけてくる雰囲気はまったくない。やわらかな質問形式にすることで、読み手にプレッシャーを与えないからだ。
ここで1つテクニックとなるのが、「少しだけドキッとする質問」にすることだ。
鋭すぎず、甘すぎず、読み手が、「あ、そう言えば、ヤバいな、このままでは」という程度に留めるのがポイントである。
2つ目の事例は、国民的ヒーローの長嶋茂雄氏が語るような、わかりやすいコピーが秀逸だ。
セコムは、ホームセキュリティという市場を開拓したばかりでなく、創業以来、契約件数No.1、業界売上・シェアNo.1を一度も他社に譲っていない(出典:2015年3月末現在 セコム株式会社HP)。