男性のほうが、恋愛経験が多いという、「男は遊んでなんぼ」的な考え方を男女双方が持っているとしたら、それは古い価値観である。むしろ女性のほうが異性慣れしており、恋愛の手ほどきをするのに相応しい存在だといえる。男性は、女性に教えを請わなければならない。「男性が女性をリードする交際」なんてものは、現代においては幻想なのだ。

女性が求める年収ほど、男性が稼いでいない現状

 次は恋愛、結婚と年収について見ていこう。

 まず、事実としてあるのは、男性は年収が上がると恋愛、結婚に積極的になる傾向があるということだ。

 同調査によると、「(1)交際経験がある」「(2)婚活経験がある」「(3)できるだけ早く結婚したい・いずれ結婚したい」と答えた割合は、30代の(3)を除けば、年収が上がれば上がるほど高くなっていく(「年収400万円上」が最も高年収のカテゴリのため、さらに富裕層はどうだかわからない)。一方、女性はそうとは限らす、20代では(1)~(2)のすべての項目で割合が多いのは、年収200万円~400万円の層である。

 さらに30代女性が結婚相手に望む最低年収は、400~500万円未満が26.3%、500~600万円未満が21.2%、600万~700万円未満が7.3%、700万~1000万円未満が10.3%、1000万円以上が2.9%。「400万円以上」という括り方をすると、合計で67.9%となっている。

「400~500万円未満」がボリューム層なのだから、比較的穏健な印象も受ける。「なにがなんでも富裕層の男性と結婚したい」と考えている女性は、そんなに多くないからだ。

 しかし、現実的は違う。同調査に回答した男性のなかで400万円以上稼いでいるのは、20代で15.2%、30代で37.0%しかいない。女性が求める年収を稼ぐ男性は少ないのだ。

 また、古いデータになるが、筆者が2012年、ダイヤモンド・オンラインに記事を執筆した際に調べた女性が男性に希望する年収と、実際の男性の平均年収は以下の通りである。