ふなっしーPhoto by Kazutoshi Sumitomo

『ふなっしーを最近テレビで見ない理由、「本人」ロングインタビュー(上)』に続き、(下)をお送りする。ふなっしーが活動の中で「これだけは」と守っていること、思い出に残る仕事、そして3年後に予定している「ある計画」とは?(聞き手/ダイヤモンド編集部 松本裕樹)

ファンの反応で
変化するキャラ

──ファンのニーズは多種多様ですし、時がたつにつれてニーズも変化していくと思います。ふなっしー自身、ファンの反応を見たりしながら、ニーズの変化に対応することは考えているのですか。

 随時、変わっていると思いますなっしー。

 例えば、ご当地キャラなのに自らしゃべるということ。最初にしゃべった時は、あまり疑問に思わなかったのですが、みんなが驚いた(編集部注:当初から1人で活動するふなっしーにはアテンドと呼ばれる付添人がおらず、やむなく自分でしゃべったのが始まりだった)

 でも、自ら話すというのが、すごく評判が良かったなっしー。実際、ウェブ上に上がっているイベント動画を見ると、話しているほうが再生回数は多いので、積極的に話すようになったなっしー。

 また、激しい動きをするのも同様。そもそも激しい動きなんて考えていなかったなっしー。たまたま暑いので、梨の体中に空気を入れようとバタバタやっていたら、みんながすごく喜んでくれた。ふなっしーが変な動きをするというのが動画などでとても拡散されたので、それじゃあ今度はこんな動きをしてみようとか増やしてきたなっしー。

 こういうことを繰り返してきたなっしなー。中にはお客様に受けなかったものもありますが、そういうものは気づかれないように、そーっとしまっていますなっしー。

──ふなっしーが身にまとっている「ガワ」も変化しているのですか。