スーツ姿の中高年男性2人が並んで立つ様子写真はイメージです Photo:PIXTA

よく「高校の友だちは一生もの」と言われるが、中高年にもなると価値観や生き方のズレが大きくなり、付き合いがしんどくなることが少なくない。むしろ、意外な場所で生まれた縁が、第二のキャリアにつながるケースも。50代以降で見直したい、人間関係の断捨離とは?※本稿は、博報堂ディレクターの三嶋(原)浩子『“引退しない人生”をデザインする 無定年の設計図』(高橋書店)の一部を抜粋・編集したものです。

増え続ける名刺の
賢い管理の方法

 皆さんは、今までもらった名刺を保存していますか。入社以来からの名刺をすべて保管している人は、さすがにいないでしょう。最近は、名詞管理アプリもあってストレスなく保存している人も多いかもしれません。

 日本三大ゑびす神社の1つである京都ゑびす神社では年に一度、「名刺感謝祭」が行われているそうです。名刺感謝は、役目を終えた名刺を庭火で焚き上げ供養をするという行事。1年間の出会いに感謝し、新たなご縁が頂けることを願う、というものです。

 この行事は、名刺の意味を認識させてくれます。名刺は、すなわちご縁であるということ。名刺をためらいなく捨てるのは、せっかくのご縁を捨ててしまうということだと。

 50代ともなると、経験と共に多くの出会いがあり、そのすべてのご縁が今の自分を作り上げたと考えると、感慨深いものがあります。古すぎて捨てるにしても、よく吟味すべきではないでしょうか。

 私は「捨てられない女」の典型で、断捨離が大苦手。名刺は社会人デビュー以来、捨てていないと言いたいところですが、さすがに10年を目安にシュレッダーにかけて廃棄しています。しかし、廃棄しつつも、独自の方法で大切に保存しています。