47都道府県全てで悪化!
ワーストは沖縄

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、経済活動が全国的に冷え込んでいる。

 今回は、中小企業9249社から回答を得た、帝国データバンク集計の3月の景気動向調査について、都道府県別に詳しく見ていきたい。総回答数に占める中小企業の割合は81.6%で、調査したのは3月17〜31日の期間である。

 景気動向調査の数字は2種類ある。企業の景況感を示す指数(景気DI)と、金融機関の融資姿勢を示す指数(融資姿勢DI)だ。それぞれ「非常に良い・積極的」から「非常に悪い・消極的」の7段階の判断に基づき算出。50が分水嶺で100に近いほど良く、0に近いほど悪い状況を指す。

 47都道府県のうち、2月の前月比は島根(+0.23ポイント)と宮崎(+1.32ポイント)の2県が辛うじてプラスだったが、3月は全ての都道府県がマイナスとなった。それでは悪化幅が大きかった都道府県を個別に見ていこう。