『ずるい暗記術』冬季講習を5日間にわけて、お送りします。今回は2日目。世の中は、センター試験直前。そう、ここまで来たら、新規の勉強はいりません。情報の整理に力を入れてください。試験で大事なのは、「答えを瞬時に思い出す」ことです。試験にもテクニックが必要です。これまで勉強に時間を費やしてきたのですから、最大限の成果が出るように努めてください!

夜寝る前が記憶のゴールデンタイム!

 みなさんは、1日のうち、いつを勉強時間のピークに持ってきていますか?

 脳が最も活性化しているのは朝や午前中とよく言われますが、暗記に関しては、夜寝る前がベストです。私は寝る30分前をピークに、そこで一気に覚えることにしていました。

 なぜなら、睡眠中はその日覚えたものが無意識下で定着するからです。つまり、寝る直前が暗記のゴールデンタイムなのです。ここで暗記ものを集中的にやります。

 その後、その日やったことを5分間で整理してメモをして寝れば、寝ている間に勝手に記憶が脳に定着してくれるのです。

 これは、寝る直前の勉強とワンセットです。翌朝起きたら、まず昨日の復習をします。

 すでにお話しした通り、記憶は寝ている間に定着します。しかし、せっかく定着した記憶も、「思い出し」をしなかったら時間が経てば経つほど流出してしまいます。

 そこで、朝、目が覚めたらすぐに昨日の続きをやって記憶の流出を防ぐのです。夜と朝で記憶を挟んでしまうのです。

 この方法は、テストの直前にも効果的です。前日の夜に覚えたことを朝復習し、そのままテストに行けば、バッチリのはずです。

 

受験対策その2:
夜をピークに勉強して、翌朝、起きたらすぐ復習をする