江戸時代から明治期にかけて、北前船の最大の寄港地として発展した新潟の湊。商いで潤う豪商や米どころの豪農たちの繁栄が、この地に華やかな花柳界と芸妓文化を育んだ。この連載では、京都・祇園、東京・新橋とともに「日本三大芸妓の街」と並び称されてきた新潟の湊町に生きる古町芸妓たちの知られざる世界、そして美しさを伝えていく。