「ひとり」という言葉には、寂しく不安なマイナス・イメージがつきまとう。しかし、本当にそうだろうか。鴨長明や松尾芭蕉など隠者の生活や、かつての貧乏暮らしに、「ひとり」が生きやすくなる哲学を学び取ることができそうだ。宗教学者の山折哲雄さんに聞いた。