東京電力・福島第一原子力発電所の事故は、私たちに様々な問題を提起した。夏場の電力不足への対応という短期的課題だけでなく、原発存続の是非や、電力の供給体制のあり方といった中長期的な政策に及ぶ議論が一気に噴出している。エネルギー政策の第一人者として知られる飯田哲也・環境エネルギー政策研究所所長が、問題の本質をひもとき、合理的な解決策を探求する。
飯田哲也の新・エネルギー原論
特別編
孫正義氏が設立した自然エネルギー財団が本格始動自然エネ普及にとどまらぬアジア・グリッド構想とは?
第8回
再生可能エネルギー特別措置法案に望む「3・11後」を踏まえた内容の手直し
第7回
東北など自然エネルギーを軸とした街づくりにいま求められる「地域の核」の3要素
第6回
海江田「原発再稼働要請」無責任発言の裏で脱原発・自然エネルギーへの“地殻変動”
第5回
議論百出する発送電分離の要所は送電網の全国一体化による安定供給とイノベーション
第4回
自然エネルギーの実力は世界が実証済み日本で拡大しない要因は政治と政策の不在
第3回
迷走続く原発事故賠償の枠組み東京電力“ゾンビ”スキームの欺瞞
第2回
「脅し」でなく適切な「政策」で 今夏の電力は充分足りる!
第1回
原発の急速な縮小は不可避今、大胆なエネルギーシフトをめざす理由