戦後政治の総決算ともいうべき昨年の総選挙では、初の本格的な政権交代が実現した。しかし経済政策や安全保障問題でつまづいた民主党は、鳩山首相と小沢幹事長のダブル辞任により、激震に見舞われている。政権交代が実現しても、政治の混迷はいつ終わるともわからない。この国の政治に「夜明け」はあるのか? 政界の重鎮・中曽根康弘元首相が、迷走を続ける日本の政治に最終提言する。