その模試、わが子のレベルに合っている?
「判定テスト」は難関校・中堅校で使い分ける

 もう一つ“テスト”といえば、大手塾などで実施される「判定テスト(模試)」があります。6年生のみが対象のテスト、4年生から受験可能なテストがあり、主催団体によって時期も年間実施回数もさまざまです。

 以下に主な判定テストの特徴をまとめました。

テストの種類表
中学受験の家庭教師「名門指導会」資料より/西村則康作成

 成績結果は、偏差値・志望校の合否確率が出るだけでなく、学力や志望校の分析も細かく載っているものがほとんどですが、ここでぜひ知っておいていただきたい注意点があります。

 ご存じの方も多いかと思いますが、模試はそれぞれ出題レベルが異なります。中堅校志望の子も難関校志望の子も一つの模試では当然「同じ問題で判定される」わけですから、お子さんの学力レベルや志望校の出題レベルに合った模試を選ぶことが大切です。

 難関校志望の子が「中堅校向けの模試」を受けた場合の偏差値と、難関校向け模試を受けたときの偏差値は異なるという、偏差値の仕組みを理解しておきましょう。

 難関校向けの模試で中堅校の判定はできません。今後の志望校選びの大切なデータになりますから、親御さんは出題のレベルを確認し、お子さんにとって正しい判定ができる模試はどれなのか、よく検討してください。迷ったときには、複数種類の模試を受けるという方法もあります。

 通っている塾が主催する模試など、勧められるまま模試を受けているという方もいらっしゃるかと思います。

 もしお子さんの学力レベルに合わない判定テストを受けた場合は、例えば中堅校志望は前半の得点率、難関校志望は後半の得点率がどのくらいなのかを確認してみると「今のお子さんに必要なレベルの問題が解けているのか」を判断することができます。決して得点や偏差値の数値だけで、お子さんの学力レベルを測らないよう注意してください。