特に起こりやすいのが、算数の宿題だけで家庭学習の時間を使い切り、国語・理科・社会が後回しになることです。

 宿題が思うように終わらなくて困っているというご家庭は、まずは親御さんが『何に時間を奪われているか』を正確に把握することが出発点です。

 必要なのは勉強量を増やすことではなく、今のお子さんに必要な課題を見極め、時間の使い方を組み直すことです。

【4年生】秋は「解き方の型」を
身につける時期

 4年生の2学期は、これからの学習を支える大切な土台をつくる時期です。以下の表に、4年生の秋にきちんと押さえておきたいポイントを教科ごとにまとめました。

図:4年生の秋に押さえておきたいポイント

 算数の計算では、問題をただ繰り返すだけでなく、数字の組み合わせに注目させること。文章題では、問題文を読んですぐ式を立てず、まず図に表す習慣をつけることを意識してください。

 また国語は、「なんとなくわかる」で済まさずに、自分の言葉で説明させることが大切です。

 最後に膨大な知識が必要とされる理科と社会は、比較的時間に余裕のある4年生だからこそ、子どもと一緒にお買い物に行って、野菜や果物の旬や産地、地形や植物などを話題にするなど、普段の会話の内容を意識的に変えることで、机の上だけで完結しない学びを増やしておきましょう。

【5年生】新しい解き方を嫌がるときは
効果を体験させる

 5年生の2学期は、中学受験において非常に重要な時期です。算数だけでなく、国語・理科・社会を含むすべての教科で、入試問題に直結する単元が次々に出てきます。