特に算数は、夏休みから2学期にかけてこれまでとは異なる、比を使った「新しい解き方」を習います。ところが、子どもは自分が慣れた解き方の方が安心するため、「前のやり方で解けるから、新しい方法は使いたくない」と抵抗することがあります。

 しかし、比を使った解法は、今後さらに複雑な問題を短時間で解くために必要なものです。まずは実際に使ってみることで、以前の方法よりも簡単に解けることを体験させてあげてください。

 以下、5年生の2学期に新たに学ぶ要素や押さえておきたいポイントを教科ごとにまとめました。

図:5年生の秋に押さえておきたいポイント

 算数は、解法だけでなく、「何がわかっていて」「何を聞かれているのか」をしっかりと読みとれているのかを見てあげてください。

 また国語の読解力では、根拠に線を引き、接続詞や文章の展開に印をつけることが大事です。

 社会は、歴史が本格化しますが、4年生で習った地理の復習も定期的に続ける必要があります。

 最後に理科では、公式の暗記だけでなく、比や比例を含む数量の関係を理解しなければなりません。算数で習った「比」の計算をきちんと理解できていないと、理科でもつまずくことになりますので注意が必要です。

 5年生の2学期は、どの教科もおろそかにできません。だからこそ、すべての課題を同じようにこなすのではなく、確実に理解しておくべきものを選ぶ力が重要になってきます。

塾の宿題は「全部やる」から
「必要なものを選ぶ」へ

 塾から出された宿題は、すべて終わらせなければならないと思っているご家庭も多いでしょう。しかし、すでに自力で解ける問題を、理解できていない問題と同じように繰り返す必要はありません。

 家庭学習を効率よく進めるためには、授業中に問題へ印をつける習慣をつけるとよいでしょう。この時に役に立つのが、これまでの記事でもご紹介してきた「〇△✕学習法」です。(第5回 子どもの成績、今のやり方で伸びると思っている?塾の学習を驚くほど効率化させる「〇△✕学習法」【専門家が解説】を参照)